金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自分(翻訳者)のド勘違いを反省する(2018年5月30日)

昨日知り合いの経営者Kさんにある用向きがあって1年ぶりにメールし、その末尾に『ティール組織』を出したことを添えておいた。すると今朝返事が来て 「『ティール組織』を訳していたの鈴木さんだったのですか!人事組織関連では話題の書で当社でも何人もの役…

翻訳者の履歴書(2018年5月)

去年から今年にかけて、仕事で10通近くの(職務)履歴書に目を通す機会があった。そこで気がついたことを二つ。 1.8割がワード、2割がPDFだった。2.パスワードをかけてきた人が二人いた(パスワードは別メールで送られてきた)。3.PDFでパスワードをかけ…

交渉なしで単価がアップした話(真面目にやっていればこういうこともある、ということで)

昨日某社からメール。発注内容の説明とともに「なお5月納品分から翻訳単価を〇〇円にさせていただきます。少額のアップで恐縮なのですが、よろしくお願いいたします」とのメッセージ。これまで単価アップ交渉をして上げてもらったことはあるが、こっちが頼ん…

出版翻訳幻想その2 ー 出版翻訳の怖さ 

出版翻訳についてあと2点(経験者の方はよくご存知の話だと思います)。 1.今やっている仕事が金になるのは(訳し始めてから、僕の場合早くて)1年後。 1 月に出た『ティール組織』の初版分の印税が支払われたのが3 月。 ここだけ見ると「支払いサイトが2…

出版翻訳幻想その1 ー 出版翻訳の入り口 

「書籍の翻訳って5万ワードから10万ワード(ちなみに『ティール組織』は約13万5000ワード)をお一人に任せるので、どうしても経験者を優先せざるを得ないんです」と先日飲んだOさんは仰っていた。 だから現実問題として、出版翻訳経験ゼロの人がいきなり1…

致命的なミス(2018年5月)

*以下は、ある「事件」が起きる前、直後、2時間後の出来事である。あまりにもくだらないので、お忙しい方はスルーを願いたい。 その1.本日は「嫁のいぬ間の」なんとやら、西葛西駅前にある「からし屋」で「背脂たっぶりラーメン」を食べ、ついでに30分以…

出版翻訳の孤独とお金(出版翻訳の入り口②)

出版翻訳についてあと2点(経験者の方はよくご存知の話だと思います)。 1.今やっている仕事が金になるのは(訳し始めてから、僕の場合早くて)1年後。 1 月に出た『ティール組織』の初版分の印税が支払われたのが3 月。 ここだけ見ると「支払いサイトが2…

出版翻訳の入り口(と下訳について)(2018年5月)

「書籍の翻訳って5万ワードから10万ワード(ちなみに『ティール組織』は約14万ワード)をお一人に任せるので、どうしても経験者を優先せざるを得ないんです」と先日飲んだOさんは仰っていた。 だから現実問題として、出版翻訳経験ゼロの人がいきなり1冊を…