金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

痛恨のミス

案件は契約書の品質管理。6000ワード、制限時間は6時間。思っていたほど悪くないなあと思いつつ2割ぐらい訳し直して翻訳者へのコメントも加え、まあ良い仕事をしたなあ・・・と思っていたところ、私自身が訳していた2箇所にケアレスミスが見つかったとのお客…

大いなる不安(2015年3月)

昨日午前中に某翻訳会社から連絡が入る。数カ月に1回依頼がある程度のいわば「断れる」先。「先日翻訳を依頼した案件、せめてプルーフリーデイングをしていただけると大変助かるのですが」原稿が来るのが26日午前10時。締め切り27日の午前9時とある。 6000ワ…

お客様からのクレーム―他人の目で見てもらう―

昨日は翻訳会社B社経由の仕事である金融機関からクレームがあった。しかも「このファイルに問題があるのだが、どこが悪いか自分で考えろ」。こういう姿勢にはムカっと来る。お互い忙しいのだから「ここがこうまずい」と言ってくれた方が時間が短縮になるだろ…

翻訳会社の「ピンハネ率」(2015年3月14日)

前から思っていたんだが、なぜ翻訳会社は自分の売り値を翻訳者に教えないのだろう 僕の知っている限りでは、以前ある翻訳会社が翻訳料を公開していた(翻訳料支払い通知書にソースクライアントへの請求単価を乗せていた)が、6,7年前に止めた例が1つある…

「きれいなお別れ」(目が点:1ワード当たり単価が6円②)

一昨日、1ワード6円の翻訳会社A社のことを書き、昨日正式に断りのメールを入れたのだが、その直後に某翻訳会社B社からの仕事を受ける。ちなみにA社、B社ともホームページでお客様への料金体系を開示しており、2つを比較すると、A社の最高レートよりもB社の最…

目が点:1ワード当たり単価が6円(2015年3月4日)

この会社、ホームページとか見ると相当真面目にやっている翻訳会社で、スタンスも良いなと思って年末にトライアルを受けた。で、さっきメールが来て見事合格。色々な手続き用資料が添付されている。 でだ。 Dear Tatsuya, Greetings from 会社名! Thank you…

「不意の訪問者」(スポーツ強豪校に子どもが入るということ③)(2015年3月)

昨日も1日仕事のあとジョギング、ひと風呂浴びてまた仕事、夕食を採ってさてテレビでも・・・と思ったら(午後8時ぐらいかな)「ピンポーン」次男が帰ってきた。9カ月ぶりに(要するに引退以来初めて)卓球部の3年生と地元のスポーツセンターで卓球をして帰宅…

「PTAも応援団もなかった」(スポーツ強豪校に子どもが入るということ②)(2015年3月)

息子の卒業した高校、明らかに良かったなあと思ったことがあった。それは在学中に保護者間の人間関係に悩まされることが一切なかったという点である。 (1)まず学校のシステム。そもそも学校にPTAがない。保護者会もない。親が集団で教室に入ったのは、入…