金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山岡さんと村井さん(出版社で聞いた「いい話」)

昨日ある出版社でお聞きした話でひとつ感動、というか納得した話。その編集者は山岡洋一さんとも村井章子さんとも仕事上のお付き合いがかなりあった方なのですが、お二人ともいわゆる下訳は一切使っていない(かった)とのこと。文芸翻訳には下訳を使う例は…

日本語読み上げソフトの驚くべき効用

日本語読み上げソフトに読み上げさせながら、自分で原文を音読すると ①日本語としての流ちょうさと②誤訳、訳抜け の両方がチェックできる。 なんでこんなことに気がつかなかったんだろう、今まで。 これまでの私の利用の仕方は、 1.英語読み上げソフトに原…

3件の打診(2013年4月)

全くの偶然だが、昨日は3件の仕事の打診があった。 1件目はJAT経由の外国の会社。「あなたみたいな優秀な翻訳者を求めています。すぐに履歴書を送って下さい。条件は交渉可」。有り難いお話である。以前から機会があれば皆さんに強調しているがJATのプロフィ…

自分で調べる

先日の新田順也さんのマクロセミナーで印象に残った言葉の一つは 「自分で調べてみなさい」だった。 確か別のマイクロソフトMVPの方の言葉を紹介されたのだった。講義中に質問を受けるとそのMVPの方は直接答えずに「ご自分で調べて下さい」と言ったという…

『ブレイクアウト・ネーションズ』の書評が業界紙に掲載(2013年4月14日)

『月刊金融ジャーナル』 という業界誌がございまして、そちらで書評をいただきました。 (以下引用)2003年に起こったBRICsブームが終わりを見せようとするなか、次の「ブレイクアウト・ネーションズ」(突出した成長を成し遂げられる国々)はどこなのか。 …

サラリーマンの殻の厚さ

先日、同世代のサラリーマン(役員を退任したところ)と話していて痛切に感じたのだが、サラリーマンの皆さんは僕ら自営業者よりも自分の「素(本音)」から遠いところで他人と接する傾向が強いと思った。 誰でも他人には話したくない殻があるものだが、サラ…

インフォデミック

出会った言葉:インフォデミックとは、ネットで噂やデマも含めて大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象のことです。(「今日のことば」 2020年4月6日付日本経済新聞) 本日の日経新聞1面トップは「情報パンデミック(1) 善意の投稿、人類翻弄 コロ…

翻訳者ってさ

翻訳者ってさ、みんなが忘れた頃に「あいつあんなことをまだやってるよ」とあきれられるような努力の必要な職業の一つだと思う。

すべての行動で営業を意識する

一昨日、某ヘッジファンドが6月に閉鎖するとの連絡を受けた。 月の収入の1割ぐらいを占める仕事が4ヵ月後になくなるので、この分を埋める必要がある。そこでちょっと営業を意識してこれまで訪ねたことのある金融機関数社に『ブレイクアウト・ネーションズ』…

「ゴディバ」を知らなかったお話。(2013年4月)

今朝の会話 長男「あ、ゴディバのチョコレートがなんでウチにあるの?」私「お前、ゴディバ知ってんのか?」長男「あたり前だろ、お父さん・・・え、お父さん知らなかったの?」「し、知ってるよ」・・・つい最近(2日前に)知ったんだけどね。 「おい、今日…

「在庫が全部はけているが増刷には踏み切れない、ちょっと中途半端な状態」(2013年4月)

3月14日(木)に訳書を2冊、アマゾン経由で注文したものが今日着いたとお客様から連絡があった。 ずっと在庫がない状態でアマゾンにも2度問い合わせたところ出版社から本が来ていないと。10日前に編集サイドから営業サイドに連絡したところ「配本はされてい…