金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『ティール組織』の翻訳について語る会

昨日は、昨年来『ティール組織』関連の勉強会やパーティーでお会いした 半田 志野 さん(NPOの組織基盤や会計のサポート フリーランス)と 榎吉郁夫さん(株式会社ライフスタイルイノベイション 代表取締役)の御発案による「『ティール組織』翻訳者鈴木立哉さんの話を聞く会」で2時間、ざっくばらんなお話しをさせていただいた。

榎吉さんから最初「鈴木さんのお話しを・・・」とのお申し出があったときは「考えさせてください」と保留させていただいた。「ティール組織」については嘉村賢州さんをはじめ学界、ビジネス界の専門家の皆さんがさまざまなセミナーや講演会、勉強会をひらいておられるわけで(そのうちの一つにも僕は聴衆として参加した)、翻訳者として「ティール組織」について語るのは分が違うと考えていたし今もそう思っている。英語英文学の専門家である柴田元幸先生が「ハックルベリー」について語るのとは訳がちがうのだ。

「いやいや、いいんです。翻訳を通じて見えた『ティール組織』で構わないんですよ」と半田さんと榎吉さんさんから背中を押され、「では、茶話会の延長のような形でなら・・・」というのが昨日の会でした。

翻訳に至った経緯(すでにブログで公開済みだが、もう少し生々しいやりとりや展開)に始まり、いくつかのキーフレーズをどのように決めていったのか?ルビが多いのはなぜか?なぜあれだけの時間がかかったのか(もっぱら僕の能力不足なのだけれど)?、あくまでも訳者としてティール組織をどう捉えて訳していたのか、そして(昨日ご参加の皆さんは、翻訳とは無縁の生活を送っておられるので)書籍を訳すのに実際どれくらい時間がかかるものなのか?、普段どういう生活を送っているのか?・・・等々、スタッフも含め20名ほどの皆さんを前に2時間、その後懇親会と、皆さんの視線が温かかったのが何よりも嬉しかったです。半田さん、榎吉さん、受付していただいたエリックさん、ご苦労様でした。そしてご参加の皆様、ありがとうございました。