金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『締めはご飯』を実践してみた

 

10日ほど前にNHKの「ためしてガッテン」で血糖値を下げるための食事方法として①水溶性野菜を一品加える、②魚から食べてご飯は最後という居酒屋での食事(お刺身から始まり、冷や奴や野菜のおつまみを食べ、締めにご飯)が良いというのを見た。

我が家は①は問題ない(必ずある)。ついでに魚も必ずある。後は食べる順番だけ。元々僕は、美味しい漬け物があるとそれだけで一膳食べられるというご飯大好き少年だったので無理なら止めればいいやと思って始めて見た。

最初はご飯をよそでいたのだけれど、それだとつい「大盛り」にしてしまうので、途中からお茶碗を空にしたままで「いただきます!」おかずを食べてから最後にご飯をよそいで食べるようにしてみると結構うまく行くことに気づいた。ご飯の量も減っている。

要は発想の転換で、ご飯のおかずを「おかず」ではなく「おつまみ」と考えればよいわけ。僕は家ではアルコールを飲まないので、「いただきまーす!」は「乾杯!」のつもりで食事を始めれば抵抗なく「おかず」をつまみ、ご飯を「締め」にすることができました。

カズオ・イシグロの白熱教室の一部を録画で見る。

僕がまず感動したのは(恥ずかしながら内容ではなく)、会場が先日の柴田元幸先生の読書会のRainyDay Bookstore&Caféだったことだ。「おい、俺ここにすわっていたんだぞ、ここここ!」と家族に変な自慢をしてしまうミーハーな僕。次にカズオ・イシグロさんの英語が実にわかりやすかったこと(日本人向けの番組だからわざとわかりやすく話してくれたのだろうか?)。質問者の外人の英語はよく分からなかった。

で、内容は・・・まだ途中なので2,3回みてからもし書ければ感想を書くつもりですが、最初の15分を見た限りでは、この方は僕の知っている作家像(身体の中から自然とほとばしり出てくる感情をペンで表現する)とは対極にある人で、あたかも論文を書くように、というか建築家が設計図を書くように小説を書いているのではないか、という印象を抱いた。