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金融翻訳者の日記

自営業者として独立して10数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

TOEIC模試を8割ほど受けての感想

ちょっと事情があって3日ほど前からTOEICテキストに取り組み始めた。と言っても本番通りの時間はとれないので、細切れに時間を計りながら受けています(毎晩、寝る前の30分ぐらいずつ)。 リスニングが終わって採点し、今はパート7の前半(200問中の170番)…

10年以上の営業活動(?)の成果

昨日の夕方は某社の編集者の方と食事。 名前の出なかった(翻訳協力者としては出た)最初の訳書を担当していただいて以来、Lさんとの付き合いは12年になる。「付き合い」と書いたが、Lさんの本職は書籍ではなく雑誌だったこともあり、訳書が出る度に私の方か…

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」と妻がニコニコしていた。「何ですか、それ?」 「今日ね、朝から洗濯、掃除、ゴミ出し、生協への発注、請求書書きをてきぱき、ほぼ同時に進められたのよ」「ほ~それはそれは」「でもね、それをしているときは、結構夢中で…

生まれて初めて席を譲られた話

一昨日のこと。叔母の通夜に参列した後だから、午後9時くらいだったかな。 東西線日本橋駅でかなり混み合っている電車に乗り込み、通路の奥まで動いて荷物を棚に乗せようかなと思ってゴソゴソやっていたら「どうぞ」との声。年の頃30ぐらいだろうか、スポー…

「ディープでコアな講演会」ー 大森望×山形浩生 「ディストピアSFの系譜」

昨日は夕方まで仕事。5時に納品した後に下北沢へ。数々のラーメン屋の誘惑を振り切りカレー屋に入る。会場は駅からすぐ近くだが細い道を入ったところ。催し物があるとの看板がないと、つい通り過ぎそうな入り口から階段を上った2階にある、目立たない書店。…

『ブレイクアウト・ネーションズ:「これから来る国」はどこか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 』 訳者あとがき(2015年3月に執筆)

本書はルチール・シャルマ(Ruchil Sharma)氏によるBreakout Nations In Pursuit of the Next Economic Miraclesの邦訳(文庫版)である。なお原著は2012年5月にハードカバー版が、一年後の2013年4月にペーパーバック版が刊行されたが、ペーパーバックの刊…

AI翻訳が日本語に及ぼす影響

AI翻訳が勢力を増すと、「情報さえ伝われば文体は関係ない」と言った乗りの、普通の日本語からは思いつかないような不自然な文章(や文字の組合せ)(しかし情報は取れる)が出回るようになるかも。

AI翻訳は翻訳者のどういう分野のどういう仕事を奪うのか?

語彙や言い回しに関するルール(含む文法)が事細かに決められており、ルールの汎用性が高く(地方やサブセクターでの方言が少ない)、ルールが変更される頻度が低く、主に情報伝達を目的とするメッセージ性の低い文章ほどAI翻訳に取って代わられやすいと思…

『ブレイクアウト・ネーションズ:「これから来る国」はどこか? 』に対する単行本出版3年後の書評

3年前に単行本(原書はその1年以上前)、昨年文庫化した『ブレイクアウト・ネーションズ』に、その調査手法と執筆姿勢に焦点を当てた好意的な書評がアマゾンに載った。 書き手の方の了解を得ていないが、すでに定価の10分の1以下になってしまった書籍の書評…

「Q思考」を知ると、世界の見かたが完全に変わる!──話題の翻訳書、訳者が語る! 第4回『Q思考』

(以下は、https://courrier.jp/news/archives/57035/からの転載です) 考えかたが変わる「たった3つの問い」 著者のウォーレン・バーガー氏はデザイン思考、イノベーションを得意とするジャーナリストです。ジャーナリストにとって最も大切な能力の1つが尋…

クーリエ・ジャポン:「Q思考」を知ると、世界の見かたが完全に変わる!──話題の翻訳書、訳者が語る!

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』に関するエッセイ(紹介文)がクーリエ・ジャポンに掲載された。 訳者まえがきを膨らませ、イノベーター、ビジネスマン向けであると同時に、教育本、子育て本としての側面をやや強調した(実際、小中学生のお…

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』 ダイヤモンド社 書籍オンラインから

今回はダイヤモンド様が結構力を入れてくださっていまして、ホームページに次のような連載記事が掲載されています。い 第1回 出世のスピードは質問の多さに比例する http://diamond.jp/articles/-/92931 第2回 ブレストはこんなに無意味だった!研究で判明し…

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』訳者あとがき

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』 }}"> }}"> ウォーレン・バーガー著、鈴木立哉訳(ダイヤモンド社) 内容をご理解いただくため、訳者あとがきを再掲する。 (以下引用) 本書はウォーレン・バーガー(Warren Berger)著A More Beautiful Ques…

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

// // // 鈴木立哉 // Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法 ウォーレン・バーガー (著), 鈴木 立哉 (翻訳) ... (以下引用) 内容紹介 ★ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)絶賛! ★ティム・ブラウン(IDEO社長兼CEO)絶賛! ★アダム・グラント(…

complacency/各紙の訳を比べる-オバマ大統領広島演説から

今朝オバマ大統領の広島演説を音読した際、complacencyをどう訳しているのだろうと思った。最初は日経だったが、ちょっとピンと来なかったので朝日新聞の訳を見てちょっとがっかりし、この原稿を書くために大使館等の該当部分の訳を調べてみました。 以下ご…

ツヨシ君が安かった頃

今から20年前、1996年に某社ではコマーシャルに◯MAPを使うことになった(僕は間接的に関与していた)。当時の相場は確か、キムタクが年間1億円、ツヨシ君が4000~5000万だったはず(出演料とは別の年間契約料)。 「あ~こんなに違うんだ」とは思ったが、ハ…

同じ自叙伝を書くのなら・・・

(1)先月の「私の履歴書」の初日の書き出しと最後の段落 (以下引用) 「小椋佳」という名で歌創りを始めて、既に半世紀を超す。私の場合、自分が歌いたいと思える言葉を日 記から紡いで歌創りを始めた。その姿勢は基本的に今も変わっていない。依頼内容に…

1冊読むのに12年

今朝『誤訳の構造』を読み終わった、というか1回めの学習が終わった。 課題1番の日付を見ると2004年5月20日とある。20番まで取り組んだあといったん挫折したらしく、21番は突然2010年1月27日。その後も2011年で数十題、2013年に数十題取り組んでしばらく挫折…

物価に関するトリビア

昨日日銀が「マイナス金利」の導入を発表した。 マイナス金利とは何か、とかCPIとは何かは横に置き、翻訳の観点から予備知識として知っておくと有効な点を一つ、二つ。金融/経済関連以外の皆さんにとってはトリビアということで・・・。 (1) マイナス金…

M校長先生の思い出

今から40年ほど前のお話。 埼玉県立U高校の京都奈良修学旅行最終日の旅館はさながら宴会場だった。 初日、2日目は大人しかったと思うが、日が経つにつれて遠慮がなくなり、最終日になると缶ビールを1、2杯は開けて乾杯ぐらいはどの部屋でも普通に行われてい…

『金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300』発売直後の反応

本書は翻訳書ではなく、金融(しかもマーケット寄り)の人々を対象にした「翻訳に関する本」である。世の中に『金融英語』『経済英語』に関する本はたくさんあるが、本書は英和翻訳(英語→日本語)の翻訳者を対象にした本でありながら、目次も見出しも「訳語…

『金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300』 まえがき

はじめに 本書は金融関連のレポートで見かける典型的な表現や用語を、言い回しや重要用語ごとにまとめた例文集です。一つの例文は英語と日本語の対訳になっています。想定している読者層は、金融翻訳の初級~中級者で、主にファンドの運用報告書や投資レポー…

翻訳メモリ(TM)依存症の恐怖

昨日の夕食時の会話 「おい、明日は日本は休日だな」「お父さん、それじゃ日本にいないみたいじゃない。それを言うなら『世間は』でしょ」 外国の翻訳会社との仕事が終わったところだからかな。 それは、ある会社の第3四半期(7ー9月期)決算発表用プレスリリ…

たけしの見方

本日の折々の言葉 「多様性は……多様な存在の外からその数を数えるような一個の存在に対して生起するのではない。 エマニュエル・レヴィナス」(本日の朝日新聞より) ビートたけしの次の言葉も同じ事を言っている。 「人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない…

子どもたちへの告白

「お父さん、前から聞こう聞こうと思っていたんだけどさ・・・」 先日、妻が近所のお友達と食事会に出ていたので長男、次男と3人で魚料理のうまい居酒屋で食事をした。大ジョッキで乾杯をしてつまみの一つ目が出た頃に長男(成人)が唐突にこう切り出した。 …

翻訳者は顔がたるむのか?

先日さる方の大変に美しいプロフィール写真を拝見しながら、先日焼肉店で後輩のYと3年ぶりに会ったときに、「Kさん、年取りましたね~」と言われたことを思いだした。 「いきなり会って、なんだよその言いぐさは・・・」と幾分ムッとして(思い出したら少々…

視線の優しさ

昨日も1日中仕事で一歩も家を出ず。天気も覚えていない。僕の場合周期的にこういう事態に陥るので意識して外に出ないとまずいかも。せめてジョギングぐらいはしないと。 「お父さん、騙されたと思って見てみな」と言われて「マツコの知らない世界 食欲の止ま…

見栄も損得も意地の張り合いもなーんにもない仲間たちとの宴会

昨日の飲み会は結構、というか相当楽しみにしていましてね。 「10年も年下の後輩のYじゃなくてなんでこの俺様が店の予約をしなきゃならんのだろう?しかもこの会の言い出しっぺはYの野郎だぞ。直接会ったらきっちり片つけなあかん・・・」と思いつつ焼肉大…

朝令暮改?~送金手数料をめぐるやり取り

某グローバル翻訳会社からちょっと大きな案件(1週間で1万ワードの翻訳と、その後2万ワードの品質管理)の打診が先週あった。「半分ぐらいなら何とかなると思うがスケジュール確認したいので週明けまで待ってくれ」「来週休暇なので引き継いでおく」でメール…

36年ぶりの再会

高校の同期会に出た。卒業以来36年。高校を訪ねるのは35年ぶり。出席者のほとんどが36年ぶりになるので、この僕が「何を着ていったら良いか?」を妻に相談したのだから。背広にしようか、どうしようか?と悩んだあげく、「飾ってもしようがないから普通の服…

「黒衣の刺客」-ネタをしっかり仕入れてから見るべき映画

午前中に仕事をした後に新宿へ。新宿三丁目の甘味処できしめんを食べた後妻は世界堂、私は新宿ピカデリーへ。 「黒衣の刺客」 風景も人も衣装も、戦いのシーンも、とてもとても美しい映画でした。それだけで十分金を払った価値はあるのだが、逆に言えばそれ…

不条理なこと

昨日はゆっくり仕事をした後、ジョギングは臨海公園まで足を伸ばした。海岸沿いを気持ち良く走りながら「今大地震が起きたら皆一斉に逃げ出すだろうが、僕はもうへばっているのであきらめるしかないかも」などと考えてしまう。でもそんなことは起きっこない…

バランスボール

(以下は私から「師匠」へのメールからの引用) 師匠、おはようございます。 お陰様でキーボードは快調、アームレストも手になじんできて相当気持ち良く仕事が 出来ています。 さて。椅子を買いたいんですが、何かお薦めはございますでしょうか? お時間のあ…

妻からの重大宣告

それはいきなり来た。 「お父さん、スマホは1年たった時に見直します。使わなかったらガラ携に戻してください」 「な、ななんで?だって結構使ってるよ?」「何に?」 「だから、前から言っているように外出先の連絡とか・・・・」 「だってお父さんそもそも…

自分を変えていく

先週の木曜日。夫婦で散歩中に妻から新たな提案があり。 「色々考えたけど、お父さんの性格考えたら、明日のプチ休み、お父さんは『仕事』と思った方がよいような気がする・・・『休み』だと思うと『仕事しなきゃ』と思うわけでしょ。アタシと出かけて食事し…

翻訳は「処理」なのか?

翻訳の世界で「1日に〇〇〇ワード処理できる」とか「1日の処理量は・・・」いう表現を見かけることがあるが、強烈な違和感を覚える。 翻訳に処理作業的な要素があることは確かだ。作業である以上効率性も必要だ。 でも僕たちはメッセージを伝えようとしてい…

「エルゴレスト アームサポート」が届く

昨日も1日中仕事で、夕方散歩30分。腰が若干痛いこともあるが、散歩は会話になるので(ただ元気になったらジョギングに切り替えます)。 昨日の昼過ぎに、翻訳仲間で僕のインフラ周りの師匠であるM姫から薦められた「エルゴレスト アームサポート」が届く。…

東プレのキーボードを購入する

東プレのキーボードが来た。 使っているラップトップパソコンのキーボードが馬鹿になったので慌ててケーズデンキに走って5000円のキーボードを買ってきたもののカチャカチャうるさいし、エンターキーが重くて小指が疲れてくる。 尊敬する翻訳者のお一人K姫に…

3つのスケジュール

昨日は3つのことが決まった。 一つ目は焼肉の会。 昨日の私の書き込みを見た尊敬するN先輩からの一言がきっかけで、厚かましさでは人後に落ちない後輩のY君が「Nさん、Kさん(←私のこと)と焼肉食いましょう。焼肉委員会」Nさん「そうしようそうしよう…

恐るべしヨドバシ・ドットコム

今春、中学の同級生に訳書の宣伝をしたときに、元クラスメートの1人S君から「さっそくヨドバシ・ドットコムで購入しました」とのメールが来てその存在を初めて知りました。その時は「へえ、家電量販店もこんなのやってんだ」と思った程度。ちょっと馬鹿にし…

当面新規営業は控えよう

昨日も1日中仕事。長いもの、短いもの含めて6件同時進行のうち1件が昨日終わり、1件の納期日を1日延ばしてもらい精神的には若干落ち着いたかな?ただ某ソースクライアントから「終末にお願いしたいレポートがある」と言われていてその量と納期次第ではまた苦…

翻訳会社に日英翻訳を発注した話

某ソースクライアントから先週発注いただいたのだが、お願いしようと思っていたネイティブ担当者が二人とも都合がつかず、やむなく普段つきあいのある翻訳会社に発注した(お客様にはその旨連絡しご了解を得ている)。 次は私の発注したメールから。 (以下引…

ちょっぴり複雑な気分

昨日も1日仕事。夕方に散歩。マンションの出口で「ランタスティック」をスタートさせようと携帯を覗いていたら「お父さん、歩くときぐらいそういうの止めてって言ったじゃない」「は~い」とポケットにしまおうとすると、「家に置いてくる!!!」「は、はい…

「〇〇区在住。一男一女」 (日英翻訳の現場から)

7~8年ほど前から、和英(日本語→英語)はネイティブ翻訳者に訳してもらい、私は品質管理のみを担当することにしている。 最近出会った「実務翻訳(和英)は英作文にあらず」の例を2つご紹介。 (1)事例1「〇〇区在住。一男一女」 表題は、ある会社の役…

懐かしい電話

昨晩午後9時半頃に電話。この時間帯と早朝の電話は結構「ドキッ」と来るんで(わかる人はわかるでしょ)、恐る恐る出てみると・・・ 実に丁寧な若い声で「Kさんのお宅でしょうか」「はい(?)(ちょっと警戒気味)」「私、Kさんの高校時代の友人で、Cとい…

ツイッターの誕生日登録

今朝ツイッターを立ち上げたら「誕生日を追加しましょう:たくさんの人にお祝いしてもらえるかもしれません」とあった。 NHKのニュースでは、自分の娘に公道で自動車の運転をさせてそれをYoububeに投稿した親馬鹿(←これは本当の馬鹿)の話(中国です)が紹…

まずは謝らないとね

世間が「おわび」を入れる、入れないで騒いでいますね。 誰でも自分が一番可愛いし、自分の周囲で起きていることを自分に都合良く解釈しがち。しかも「おわび」って程度の差はあれ自分の非を認め、自分をおとしめることだからなおさら(心情的に)難しいんだ…

一粒で何度もおいしい

夕食のおかずがお刺身なので久しぶりに500mビール(妻はノンアルコール・ビール)で乾杯。ビールの時はご飯を食べないのでなかなか健康的。「こういうのいいな」「ゆっくりできていいわねえ」「やっぱ、ビールで乾杯だろ、ポイントは」「そうかもねえ」「こ…

「ちょっとずつ前進」

昨日も朝からエアコンで某社の月次レポート(1ヶ月丸々かけて20本ほどのファンドレポートを訳す)と書く方の本の作業。夕方に走りました。 3つのことが少しずつ進んだ。 一つは某社からの書籍(一部)下訳案件。2万ワードほどを実務翻訳の単価で受注したこと…

妻から説教されたこと

「お父さん、誤解のないように言っておきますけど・・・」 12日~17日まで休みを取ることにしてそう伝えた時にこう切り出された。 1月3日以降土祭日も含め3日程度しか休んでいないので、そろそろ休もうかと思ったのだ。 「あなた、12日~17日を休みにしても…