金融翻訳者の日記

自営業者として独立して10数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「前川さん、大いに語る」2017年8月14日まで公開されています。

(今日までです!拡散=シェアを強く、強く希望します!!) 特別公開は今日までです。 1時間15分の講演もさることながら、その後の質疑応答が実に興味深い。前川さんのいろいろな本音が聞けます(1時間以上の講演と、その後1時間以上の質疑応答を見ると、人…

TOEIC:日本語を介さないで英語を読み聴きしないと

ヒョンなことからTOEICを受験することになりまして。 「他のどんな参考書、問題集よりも公式問題集をシャブリ尽くせ」という子どものアドバイスに従い2カ月前から準備するはずが、先週から公式問題集を一通りやってみた。 といっても「通し」(リスニングか…

特区諮問会議の民間議員の皆さんに問いたい。

民間議員の皆さんの、岩盤規制は撤廃すべきだ。というご意見に大賛成。 その上でお尋ねしたい。 そもそも民間議員の皆さんはなぜ、申請してきた加計学園の理事長が安倍首相の腹心の友であることを問題にしなかったのでしょうか? 親しい所であるが故に、慎重…

首相は「そもそも」の意味を引く前に・・・

首相は「そもそも」の意味を引く暇があったら、まず「李下に冠を正さず」の意味を辞書で引くべきだった。 安倍さんは、そもそも特区ができた時点で「誠に申し訳ないが、私の首相在任期間中、加計学園は特区には申請できない」と理事長に頭を下げてあきらめて…

前川前文科省事務次官の記者会見の雑感(2)

(正確に数えたわけではないが)合計で20名くらいの質問者のうち、朝日、日経、テレ朝、NHK、時事、共同、東京が各1名(か2名)、個人会員2名だったのに対し、産経新聞とフジテレビの質問者が6~7名いた(およそ3分の1)ということ。ちなみに司会は毎日(前…

前川さんが彼らに与えた最大の打撃

前川さんの記者会見でもう一つ思ったこと。 安倍、管、荻生田、松野、義家、そして内閣府の審議官たちは、この前川さんと同じルール(本人のステートメント(30分程度)、自分に好意的な代表者による一問一答の質疑応答(30分程度)、その後、参加者なら挙手…

前川前文部科学省次官、記者会見で最も重要なこと

仕事しながら2時間見ました。素晴らしい記者会見だった。 見た甲斐があった。 冒頭に司会の方から、「国会で語ってもらおうにもその場がないので、ここは証人喚問ではないが、前川氏には是非良心に従ってお答えしていただきたい」との挨拶があって始まった今…

加計学園問題への経済界のあるべきスタンス

「我々民間企業は、投資家、顧客、そして社会一般に対し、適時、適切、公平、迅速に情報を開示する、という重大な責務を担っている。 今国会の成り行きを見ると、事柄は一学校法人の許認可云々という卑小な問題ではない。 政府部内における政策決定プロセス…

私は圧力を一切かけていない。

「私は圧力を一切かけていない。ただし、大変遺憾なことに、私の意向を曲げて忖度した一部役職員が関係各省庁に圧力をかけるという『行政を歪める』がごとき行為があった ― そう認めざるを得ない証言や文書の存在が明らかになっている。 もとより私にはその…

TOEIC模試を8割ほど受けての感想

ちょっと事情があって3日ほど前からTOEICテキストに取り組み始めた。と言っても本番通りの時間はとれないので、細切れに時間を計りながら受けています(毎晩、寝る前の30分ぐらいずつ)。 リスニングが終わって採点し、今はパート7の前半(200問中の170番)…

10年以上の営業活動(?)の成果

昨日の夕方は某社の編集者の方と食事。 名前の出なかった(翻訳協力者としては出た)最初の訳書を担当していただいて以来、Lさんとの付き合いは12年になる。「付き合い」と書いたが、Lさんの本職は書籍ではなく雑誌だったこともあり、訳書が出る度に私の方か…

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」

「ちょっと前のアタシ、ナイス!」と妻がニコニコしていた。「何ですか、それ?」 「今日ね、朝から洗濯、掃除、ゴミ出し、生協への発注、請求書書きをてきぱき、ほぼ同時に進められたのよ」「ほ~それはそれは」「でもね、それをしているときは、結構夢中で…

生まれて初めて席を譲られた話

一昨日のこと。叔母の通夜に参列した後だから、午後9時くらいだったかな。 東西線日本橋駅でかなり混み合っている電車に乗り込み、通路の奥まで動いて荷物を棚に乗せようかなと思ってゴソゴソやっていたら「どうぞ」との声。年の頃30ぐらいだろうか、スポー…

「ディープでコアな講演会」ー 大森望×山形浩生 「ディストピアSFの系譜」

昨日は夕方まで仕事。5時に納品した後に下北沢へ。数々のラーメン屋の誘惑を振り切りカレー屋に入る。会場は駅からすぐ近くだが細い道を入ったところ。催し物があるとの看板がないと、つい通り過ぎそうな入り口から階段を上った2階にある、目立たない書店。…

『ブレイクアウト・ネーションズ:「これから来る国」はどこか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 』 訳者あとがき(2015年3月に執筆)

本書はルチール・シャルマ(Ruchil Sharma)氏によるBreakout Nations In Pursuit of the Next Economic Miraclesの邦訳(文庫版)である。なお原著は2012年5月にハードカバー版が、一年後の2013年4月にペーパーバック版が刊行されたが、ペーパーバックの刊…

AI翻訳が日本語に及ぼす影響

AI翻訳が勢力を増すと、「情報さえ伝われば文体は関係ない」と言った乗りの、普通の日本語からは思いつかないような不自然な文章(や文字の組合せ)(しかし情報は取れる)が出回るようになるかも。

AI翻訳は翻訳者のどういう分野のどういう仕事を奪うのか?

語彙や言い回しに関するルール(含む文法)が事細かに決められており、ルールの汎用性が高く(地方やサブセクターでの方言が少ない)、ルールが変更される頻度が低く、主に情報伝達を目的とするメッセージ性の低い文章ほどAI翻訳に取って代わられやすいと思…

『ブレイクアウト・ネーションズ:「これから来る国」はどこか? 』に対する単行本出版3年後の書評

3年前に単行本(原書はその1年以上前)、昨年文庫化した『ブレイクアウト・ネーションズ』に、その調査手法と執筆姿勢に焦点を当てた好意的な書評がアマゾンに載った。 書き手の方の了解を得ていないが、すでに定価の10分の1以下になってしまった書籍の書評…

「Q思考」を知ると、世界の見かたが完全に変わる!──話題の翻訳書、訳者が語る! 第4回『Q思考』

(以下は、https://courrier.jp/news/archives/57035/からの転載です) 考えかたが変わる「たった3つの問い」 著者のウォーレン・バーガー氏はデザイン思考、イノベーションを得意とするジャーナリストです。ジャーナリストにとって最も大切な能力の1つが尋…

クーリエ・ジャポン:「Q思考」を知ると、世界の見かたが完全に変わる!──話題の翻訳書、訳者が語る!

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』に関するエッセイ(紹介文)がクーリエ・ジャポンに掲載された。 訳者まえがきを膨らませ、イノベーター、ビジネスマン向けであると同時に、教育本、子育て本としての側面をやや強調した(実際、小中学生のお…

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』 ダイヤモンド社 書籍オンラインから

今回はダイヤモンド様が結構力を入れてくださっていまして、ホームページに次のような連載記事が掲載されています。い 第1回 出世のスピードは質問の多さに比例する http://diamond.jp/articles/-/92931 第2回 ブレストはこんなに無意味だった!研究で判明し…

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』訳者あとがき

『Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法』 }}"> }}"> ウォーレン・バーガー著、鈴木立哉訳(ダイヤモンド社) 内容をご理解いただくため、訳者あとがきを再掲する。 (以下引用) 本書はウォーレン・バーガー(Warren Berger)著A More Beautiful Ques…

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

// // // 鈴木立哉 // Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法 ウォーレン・バーガー (著), 鈴木 立哉 (翻訳) ... (以下引用) 内容紹介 ★ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)絶賛! ★ティム・ブラウン(IDEO社長兼CEO)絶賛! ★アダム・グラント(…

complacency/各紙の訳を比べる-オバマ大統領広島演説から

今朝オバマ大統領の広島演説を音読した際、complacencyをどう訳しているのだろうと思った。最初は日経だったが、ちょっとピンと来なかったので朝日新聞の訳を見てちょっとがっかりし、この原稿を書くために大使館等の該当部分の訳を調べてみました。 以下ご…

ツヨシ君が安かった頃

今から20年前、1996年に某社ではコマーシャルに◯MAPを使うことになった(僕は間接的に関与していた)。当時の相場は確か、キムタクが年間1億円、ツヨシ君が4000~5000万だったはず(出演料とは別の年間契約料)。 「あ~こんなに違うんだ」とは思ったが、ハ…

同じ自叙伝を書くのなら・・・

(1)先月の「私の履歴書」の初日の書き出しと最後の段落 (以下引用) 「小椋佳」という名で歌創りを始めて、既に半世紀を超す。私の場合、自分が歌いたいと思える言葉を日 記から紡いで歌創りを始めた。その姿勢は基本的に今も変わっていない。依頼内容に…

1冊読むのに12年

今朝『誤訳の構造』を読み終わった、というか1回めの学習が終わった。 課題1番の日付を見ると2004年5月20日とある。20番まで取り組んだあといったん挫折したらしく、21番は突然2010年1月27日。その後も2011年で数十題、2013年に数十題取り組んでしばらく挫折…

物価に関するトリビア

昨日日銀が「マイナス金利」の導入を発表した。 マイナス金利とは何か、とかCPIとは何かは横に置き、翻訳の観点から予備知識として知っておくと有効な点を一つ、二つ。金融/経済関連以外の皆さんにとってはトリビアということで・・・。 (1) マイナス金…

M校長先生の思い出

今から40年ほど前のお話。 埼玉県立U高校の京都奈良修学旅行最終日の旅館はさながら宴会場だった。 初日、2日目は大人しかったと思うが、日が経つにつれて遠慮がなくなり、最終日になると缶ビールを1、2杯は開けて乾杯ぐらいはどの部屋でも普通に行われてい…

『金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300』発売直後の反応

本書は翻訳書ではなく、金融(しかもマーケット寄り)の人々を対象にした「翻訳に関する本」である。世の中に『金融英語』『経済英語』に関する本はたくさんあるが、本書は英和翻訳(英語→日本語)の翻訳者を対象にした本でありながら、目次も見出しも「訳語…