金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

お人好し(2017年11月)

「お父さん、そうやってお人好しに何でもかんでも引き受けていると本当につぶれちゃうよ!」「は、はい」
「あなた、利用されているのよ、そうだわ、きっとそうなのよ!」
ボルテージは上がる一方である。
「い、いやそういうことでは・・・」
「今度はちゃんとノーと言いなさいよ!!」
「あ、はーい」
「わかってんの!!!」
「は、はい」
と叫んだ後でフッと一言。
「・・・と他人にはこうやって、ハッキリ言えるんだけどなあ、アタシも。何かなあ、気が重いなあ」
とため息をつく、4つのサークルでいつの間にか世話役を引き受けている相方であった。
・・・つい5分前の居間での会話でした。

仕事の連絡にメールが使われなかった理由(2017年10月)

先日、まったく知らない方から(しかも個人名)メッセージが来たので「なんだろ~」と思ったら、仕事の話だった。

何でわざわざメッセンジャー使うのかなあ、メールしてくりゃいいのに・・・と思いつつそこからお互いにメールアドレスを交換して・・・今度打ち合わせ・・・という流れの中で(当然のことながら)わかったこと、それは、先方は僕の名前以外の連絡方法を知らなかったってことだ!

考えてみれば当たり前なんだけど、要するにメールアドレス分からなくても名前だけでつなげようとするという行為があり得るのですね。住所知らなくてもアマゾン等を通じて年賀状送れるのとおんなじなんだ。
そのことを今回初めて認識した。

初めてのTOEIC(950点)の結果が紙で来た。

TOEICの結果が紙で来た。

リスニングが495(ただし最高点と書いてある)というのは、満点じゃないんだ~。

私のリスニング スコアの内訳:

① 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べ得られている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる(Part 1・2に対応):正答率87%
②長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる(Part 3・4に対応):正答率100%
③短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる(Part 1・2に対応):正答率100%
④長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる(Part 3・4に対応):正答率96%
⑤フレーズや分から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる(Part1~4):正答率87%

*( )内のパートはTOEIC対策ブログの解釈だと思われます
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-360.ht

ちなみに、495点のパーセンタイル・ランクは97%。今回の受験者数は107,304人だったので、今回の試験では最高点(「満点」を意味しているわけではない)を取った人が3,219人いたことになる。

なお、リーディング455点のパーセンタイルは96%でした。僕以上の点数だった人が同4,292人いたことになります(ただし、私は今回、知らなかったとは言え問題用紙への書き込みというルール違反をしているので、参考にならない。ルール通りに受けていればもっと悪かったはず)。

以上ご参考まで。

「『知らぬが仏』のTOEIC」(初TOEIC受験記) - 金融翻訳者の日記

初TOEICは950点

今朝TOEICのことを書いたら、本日午後にTOEICのインターネットで結果が出たと学校から帰った息子(今日から新学期)が教えてくれた。5分ほど前に見たところ。

    Listening 495
    Reading  455
合計   950

息子の視線を背に感じつつ「このページのここをクリックして・・・」とページを探してる時は、超久しぶりにドキドキしました(「悪かったらどういう言い訳しようかとも・・・」)

事実上(新入社員以来の)初めてのTOEICにしては上出来だと思う。一応親としての面目は保ってホッとした。

Listeningは結構ヤバイと思っていたがこれは満点だよね?
Readingはルールを知らず問題用紙にバンバン書き込んで回答したのだが、10分余って見直しもしたので、ズルとは言え満点だと思っていた。実際には10個ぐらいまちがったのかな?ま、ルール違反なので参考タイムにしかならんけど。

ことほど左様に終わったときの感覚と実際の結果が違ったわけだ。

ただ、「満点狙います」が現実味を帯びてきたかも。

翻訳ストレッチの時間のちょこちょこ勉強でまたガンばります。

初めてのTOEIC(950点)の結果が紙で来た。 - 金融翻訳者の日記

(後記)今は、満点を狙う気はありません。900点以上であれば満点を狙う努力をする(これはかなり大変)よりも、英語の勉強をもっと深めたいと思うようになったからです(2021年5月11日記)。

「翻訳ストレッチ」の一貫としてのTOEIC

翻訳ストレッチにTOEIC(L&R)の勉強を加えて1カ月ぐらい。元々次男から煽られて申し込んで、問題用紙に書き込みをしてはいけないルールも知らずに受けたのだが、1回経験して思ったのは、TOEICの受験勉強は基本的な英語力を身につける(あるいは忘れない)上でかなり役に立つということだった。

語彙、語法、時制、態、主述の一致、数・品詞についての基本知識と、それらを組み合わせた簡単な文章または対話の聞き取り、読み取りを、限られた時間の中で日本語を使わずに確認するというのは「翻訳ストレッチ」にピッタリだと思ったわけです。合っていた、合っていないというゲーム感覚もあるし、この勉強はしばらく続けようと思います(WritingとSpeechはまだ先)。そして時たま受験もしよう。

今僕が最も恐れている政治の展開(2017年9月26日)

今の政権運営で僕が最も怖いと思うのは、憲法学者の多くが「違憲だ!」と指摘する法律を強行採決したり、「もっとじっくりと議論せよ」という多数意見を無視して、合理的な立法事実のない共謀罪を手続きすっ飛ばして通したり、逮捕状が発行されているものを明確な理由もなく差し止めたり、あるはずのものを「ない」と強弁し続ける・・

そうしたことを続けた先には、憲法を改正することなく、

「国際的な人作りのため」という名目で、「危険ではないから戦場ではない」と強弁して、あなたや私の子どもたちを対象にした

「海外協力青年派遣法」

強行採決で通す可能性(ただし政権に近い方々は数々の例外規定によって「適法に」派遣されない)を否定しきれない、ということです。

要するに、自分都合で何でもありなんだ。しかも記者会見場からはジャーナリストが排除され、政府広報誌の広報担当記者しか参加できなくなればだーれも、何にも反対できなくなる。そんな声もアングラでしか入らなくなる。

こんなこと許されて良いわけない。

「本音を隠すこと」が給料の一部(2017年9月22日)

先日、ある大企業の役職員の方々と酒を飲んだ折、たまたま政治向きの話になって、相手が遠慮する必要のない人だったので、「でさ、安倍政権、やっぱオカシイだろ?嘘ついてるよな、やっぱり?」と話を振ったら、

「確かに、個人的にはそう思うよ」

という答えが返ってきた。言っておくが彼は極めて誠実な、尊敬できるビジネスマンだ。

「個人的には・・・・」。

な、なんという懐かしい響き!まず思ったのは、自分がこの言葉を使わなくなって何年になるだろう?ということだった。
(実は、僕の場合サラリーマン時代にもそういう使い分けをあまりしなかったんだけど)。

ああ、この人たちは「立場」でものを語らなければならない世界にいるのだなあ、「本音を隠すこと」が給料の一部が給料の一部なんだなあ、と改めて思い出した次第。